海士町ふるさと検定
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●平成21年2月、小学生が町長へ質問する「子ども議会」で、6年生の女の子が「町の歴史や素晴らしい自然を島内の人はもちろん、観光客たちにも知ってほしいので『ふるさと検定』をやってほしい。」という提案がありました。●そこで、海士町教育委員会と学校支援地域本部が担当して問題を作成することになりました。●問題は一部の関係者で作成して出題するのではなく、問題作成のプロセスを大事にするということで、作成委員を小学生から高齢者まで広く公募しました。●歴史豊かないろいろな地区からの問題を出すため、全地域の公民館長さんにも出題していただきました。●問題を通して町のことを知っていただくため、問題文は短い解説付きの文にし、とりかかりやすいように答えを3択で表記しました。●得点によって合格不合格を決めるのではなく、級認定基準をつくりました。●検定試験の一回目は島の一大イベントである産業文化祭で実施しました。試験に参加できなかった人や観光客にも関心を持っていただこうと、島の診療所やホテル、民宿にも置かせていただいています。●平成21年度には「ふるさと再発見ツアー」という形で、この検定に出題された場所をバスで巡って実際に見て歩くという企画も行いました。このツアーは今後も行う予定です。●平成22年度にはさらに問題を追加して二回目の検定試験を実施しました。●その後、すべての町民に関心を持っていただこうということで、この度、全家庭に一部ずつ配布することになりました。ふるさと検定の生い立ち海士町教育委員会

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